こんにちは。
結婚相談NPO、ブライダルサポーターの影山です。
難易度高めの婚活サポートを担当しておりまして、高難易度婚活に関してはトップランナーを自負している仲人です。
仲人をしているとまるで「婚活はお見合いが本番!」のような理解の方が多くて驚くのですが、お見合いはあくまで「予選」でしかありません。
いうまでもなく重要なのは「デート」なのです。
ところが、このデート!
さしたるハック方法も無く、誤魔化しがきかない‥
婚活のお見合いを無事にこなしたとしても、交際(最近は「仮交際」という言葉が定着)が成立しての初デートに苦戦されている方も多いことでしょう。
婚活における交際成立とは「とりあえずもう一度会っても良いかな‥」レベル。
夢の無い例えをすると< 少しの時間と少しのお金、連絡先交換のリスクを許容してくれただけの状態 >なのです。
実は成功例よりも失敗例を先に学んでおいた方が良いので、本日はうまくいかない「お断りされてしまいがちな初デート企画」についてお話しをさせていただきたいと思います。
1度も2回目のデートに進めた事が無い方は?
さて、何度か交際が成立した経験がある方が対象になってしまいますが、1度も2回目のデートに進むことができていない方にお伝えしておきたい事があります。
あなたの問題点はデート企画ではないかもしれません。
何故ならば、デート企画では無く、マナーやちょっとした仕草、清潔感などがお断り理由になっている可能性が高いからです。
割と多いのが、昔からよく言われる「テーブルマナー」。
そこまで高度である必要は無いのですが、たまに受ける報告によると、
- くちゃくちゃ食べる
- ぺちゃぺちゃ食べる(くちゃくちゃと少し異なる)
- 箸や食器の持ち方が変
と言った、最低限のラインで損をしている方が少なくないようです。
清潔感については
- フケが肩に落ちていない
- 髪がボサボサでは無い
- 服がシワクチャでは無い
- 臭くない
が最低ラインです。
「クサいっ!」はたまにお相手側からご報告いただける事がありますが、仲人は「あなた、デートの時、臭かったらしいですね」とは言わずに「身だしなみに注意しましょうね」といった感じでオブラートに包んでお伝えすると思います。
察する力‥コミュニケーションにおいては、かなり大切ですよ。
よく言われる<私服がダサい>は改善していただきたい部分ですが、そこまで致命的では無いと思っています。
お相手におかれましても、ダサいと思ったら他の方に取られないチャンスだと思ってください。
服を選んで、あなた色に染めれば良いだけです。それを拒否するような人ならば、結婚後が思いやられるので交際終了しましょう。
テーブルマナーと清潔感は、許容してくださるお相手がまずいらっしゃらず、即退場というシビアな世界です。
しかも、一緒に食事をしない仲人は、そのことに気づく事ができません。
ご本人もこれまでの人生で気付いていないように、気づくのは至難の業なので、理想は<友人に聞く>ですが、友人に話すのは憚られるという方は<ビデオを撮って自分でチェックする>をしましょう。
そうですね。この説明だと、なかなか行動にうつせない方もいらっしゃるかもしれませんので、具体的に決めてしまいましょう。
お見合いが3連続、2度目に進まなかったら友人に聞くか、ビデオをチェックする。
必ず実施してください。
3回分のお見合い代および諸経費は勉強代です。
これからの人生を考えたら安いものだと思います。
なお、私は毎回1回目のデートで終わってしまう会員と、1度でも2回目デートまで行った事がある会員で、評価を変えています。
それは「少なくとも、マナーと清潔感に関しては問題無いのだろう。」と判断しているからです。
初回デートについてもう少し深堀り
初めに、初回デートは「とりあえずもう一度会っても良いかな‥」と思ってもらえた程度のレベル。
というお話しをしました。
最近増えてきたオンラインお見合いでは、より一層軽くなる傾向があります。
オンラインお見合いは「慣れると手軽」という意識の方が多い反面、「やはり本質までは把握できない」と感じている方が増えている印象です。
そういった昨今の事情もあり、初回デートの模範解答をお伝えしておきますと「2度目のお見合い」的なカフェデートがベストだと思います。
そしてカフェデートにポイントとなるのが、お見合いスポットとなるホテルラウンジ以外で、ゆっくりお話しができるカフェ情報の引き出しです。
(あえて、定番お見合いスポットは外しましょう。)
とはいえ「カフェデート以外に踏み込みたい!」という気持ちも分からなくもありません。
最初で最後のチャンスかもしれませんからね。
矛盾しているようですが、そういう熱い気持ちも大切にしていただければと思います。
初デートでお断りされてしまいがちなデート企画
さて、今回はNG企画についてでしたね。
デート後のお断りはボディーブローのようにメンタルに来るので、1つ1つ意識していきましょう。
婚活で断られがちなデート1:無計画なデートプラン
1つ目は無計画なデートプランです。
なかには「俺は応用のきく柔軟人間だ!その場で何とかしてみせる」という方もいるでしょう。
確かに仲が縮まった後は食事をするだけでも楽しいものなので、無計画なデートでも受け入れられますが、初回デートで待ち合わせ後に「どこ行く?」はNGです。
理由は< 誠実さとリード力を疑われてしまうから >です。
柔軟性を見せつけるのは、仲良くなってから!で行きましょう。
婚活で断られがちなデート2:計画を詰め込み過ぎのデートプラン
無計画なデートはNGですが、逆に計画を詰め込み過ぎのデートもよくありません。
前述の通り、初回デートはカフェ程度がベストなのですが、カフェ以外を選びたい場合、目的地は1ヶ所のみ。もしくは1ヶ所プラス食事程度に留めましょう。
たまにですが、あそこ(第1目的地)に行って、次にここ(第2目的地)に行って‥というプランを計画する方がいて、どうやら次のチャンスが来なかったら後悔してしまいそうというのが、理由のようです。
更に困った事に、このように計画を詰め込む方は、頭の中のタイムテーブル通りに事が運ばないと、テンパってしまいがちという事です。
多かれ少なかれ、誰でも計画が崩れると焦りは顔に出てしまいますので、計画を詰め込み過ぎる=自分にタスクを課し過ぎているようなものです。
ある人は言いました。「交際は追い過ぎると上手くいかない。」
これは至言です。
あなたが究極おもしろ人間の場合は、2ヶ所デートに挑戦しても良いかもしれませんが、笑いのツボは人それぞれという事は認識しておきましょう。
婚活で断られがちなデート3:長距離歩かせるデートプラン
つい先日、ネットで「たいした距離を歩かせていないのに、お相手の女性が疲れたと言い出した!」という婚活男性の書き込みから、議論が勃発しました。
実際、大した距離では無かったのかもしれませんが、実際の理由も分かりませんし、この発言は不毛だと思いませんか?
男性と女性には歩く距離の感じ方にかなりの差があると認識しましょう。(気持ち悪い発言かもしれませんが、生理の影響も無視できません)
ここでは< そもそも初回デートで歩かせてはいけない >とご理解ください。
実は、私も歩き過ぎるとよく指摘されるので注意をしています。
今、ドラクエウォークを見たら 2019/9/12から歩いた歩数が、2023/4/22時点で「10,286,259歩」でした。これが歩き過ぎなのかどうか?
自分では今一つ分かりませんね。
どうせ結婚をしたら、長い距離を一緒に歩く事になります。
とにかく男性陣は思考停止をしてでも< 初回デートでは女性に歩かせない >を心掛けましょう!
婚活で断られがちなデート4:相手の興味や趣味を無視したデートプラン
相手の興味や趣味を無視したデートプラン。これは自分本位過ぎると思います。
そういった方は煙草が苦手と書いているお相手をシガーバーやシーシャバーに連れて行きかねません。
そもそも、折角< 趣味欄 >というヒントを渡されているのに、使わないのが理解できません。
婚プラでは地域とお相手の趣味からデートスポットを探す事ができます。
この< 趣味からのデートスポット検索機能 >は、2回目以降のデート用なのですが、どうしても初回からカフェデート以外に踏み込みたい!という方は、機能を使い倒してください。
ただ、親密度★3つのスポットは、真剣交際レベルを想定していますので、除外してくださいね。
婚活で断られがちなデート5:予算の不一致や、金銭的な問題があるデートプラン
これは一言で言うと < 虚勢を張るのを止めましょう >という事です。
結婚相談所ではお見合い時のお茶代は男性負担が基本ですが、交際時の費用は< 努力義務 >に格下げされます。
基本的にはデートでも男性が支払った方が、結果的に婚活総費用は抑えられると思いますが、今は男女平等が叫ばれる時代。
割り勘にすべきだ!というご意見もあるでしょう。
ですが、参考までに、私ならば支払います。
私のように抜け駆けして、支払う同性の競争相手が居るステージで、どちらが短期で婚活を終わらせる最短ルートか?一考してから判断していただければと思います。
何も高級フレンチや回らない寿司に連れていけという訳では無いのです。
寧ろ、美味しい町の飲食店の方が評価は上がるかもしれません。
余談ですが、高いお店に行った後に「割り勘で」と言った男性が、お相手の逆鱗に触れた事があります。
割り勘の場合は変にサプライズせず、前もって予算を聞いておくのがフェアでしょう。
あと、一点ご注意いただきたいのが、収入に余裕がある訳では無いのに、羽振りが良いと、結婚相手としてはマイナス評価を受けやすいという事はご認識ください。
婚活で断られがちなデート6:重過ぎるデートプラン
最後に重要なのが、これ。
重過ぎるデートプランは止めましょう。
そんな人居るのか?と思うかもしれませんが、
一定の確率で< 初回デートで真剣交際を申し込んでしまう男性 >が居ます。
皆さんは、この行動をどう捉えますか?
どうやら、お相手の複数交際可能性に対する、不安感・危機感がそうさせてしまうようですが、これはお相手の意向をを完全に無視していると考えられます。
少なくとも、あなた自身が複数のお相手にお申し込みをしているならば、お相手も当然そうだろうと思うべきです。
加えて、このようにプレッシャーを与える男性はモテないという事をお伝えしておきます。
成功例があるかないか?というと、極まれにあるのですが、これはイチロー・大谷選手レベルの天才が無しえる事だと思います。
大抵の場合は< 変な人 >というレッテルを貼られて交際終了です。
ちなみにこの< 重過ぎる >の感覚、人によってまちまちです。
個人的には初回デートの映画館・水族館は既に重過ぎるので、ご注意ください。
以上、6つのNG企画を解説させていただきました。
婚活は、焦らず、一歩一歩進めましょう!
投稿者プロフィール
- 結婚相談NPO設立以来、障がい者婚活を長く担当していましたが、障がい当事者仲人が参加してくれましたので、地方婚活に力を入れるべく「婚プラ」を立ち上げました。
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