■更新情報
2021年9月28日:2021年9月30日をもって、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が全て解除される事が発表されました。
前置き:本投稿はワクチンパスポートが婚活にどういった影響を与えるか?を真面目に推察した記事となります。ワクチンの是非につきましては触れておりませんので、個人個人でご判断下さい。
結婚相談NPOの影山です。
ちょうどニュース等で50%を超えたと言っていたので平均的なタイミングだと思われますが、少し前に2度目の新型コロナワクチンを接種してきました。
インフルエンザの予防接種も滅多に受けない自分が、今回は2度接種。
自分でも驚きですが、やはり、家族や周囲への影響を考慮しての判断でした。
政府の見解によると、一番可能性が高い今後のワクチン接種率のシナリオは、婚活のコアとなる 20~30歳が60%、40~50歳が70% だそうです。(一方で2021年12月には全体の80%を達成という見込みも)
そして、一足先に80%の接種率を達成したシンガポールでは、感染数が過去最多を更新し、逆に98%が軽症という状況。
感染数増は気が緩んだのか、なんなのか分かりませんが、世界的には年内にも飲み薬が登場する予定で、そこまで行けば騒ぎも一旦落ち着く可能性があるのだろうか‥と思っています。(とはいえ、今後の変異株 次第ですね)
状況が目まぐるしく変わりそうですので、記事中にも記載させていただきますと、本投稿は2021年9月27日時点のものとなります。
そして、世間では経済活動との折り合いをつけていかなければいけないというのがトレンドのようで、2021年9月末に緊急事態宣言解除の噂があります。
我々が加盟している結婚相談所の連盟も、当初の緊急事態宣言中は既に決定したお見合いの無条件解除を可能にしていたりと現場では少なからず混乱がありましたが、最近の宣言ではマスクの着用など生活習慣がWithコロナ慣れしてきた事などを理由に、コロナ禍前のルールにほぼ戻っています。
このタイミングで話し合いが行われているのが、ワクチンパスポートの活用方法です。
そして、導入が先行している海外では、ライブへの参加や、スポーツ観戦などにワクチンパスポートが義務付けられているケースが多いようです。
日本でも、既に海外渡航用限定の証明書の他、経済支援策として自治体単位では独自の「ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)」発行を発表しているところもありますし、接種時に受け取る「予防接種済証」の提示で独自に割引等を開始している企業などもありますが、こちらは用途や対象エリアが限られていたり、本人確認が曖昧だったりすると思いますので、やはり、政府発行のワクチンパスポートがメインになると思われます。
また、紙でのワクチンパスポートでは無く、2021年内開始見込みのスマホアプリ版を待つ人も多いでしょう。
そんなこんなで、仲人的には婚活者の皆さんも、そろそろワクチンパスポートの事を意識した方が良いタイミングになってきたと感じています。
現時点で出てきている話し、婚活者が知っておきたい事としては
- ワクチンパスポート所持者に対する、県境を跨ぐ移動やイベント参加の緩和案が政府分科会で提言
- スマホアプリ版の利用はマイナンバーカード必須の可能性が高い
- 3回目の接種(ブースター接種)実施検討中
- ワクチン接種者の鼻腔でもウイルスが増殖し、他人に感染させる可能性がある事を複数の海外研究機関が発表
- 2021年12月くらいに第6波が来るという予測がある
- ワクチン非接種者への差別が懸念されている
あたりではないでしょうか。
最初に知っておきたいブレイクスルー感染
今までのコロナ禍での婚活サポートにおいて、コロナに関する反応は気にする活動者さんと気にしない活動者さん想定以上にバラけている印象がありました。
全く気にせず交際を続けていたカップルからすると、「普段混んでいるデートスポットが空いていたので良かった」という声も聞こえてくるほどです。
両極端な方は婚活にネガティブに働いていて、特に対面でのお見合いでは、鼻がマスクから出ている、いわゆる「鼻マスク」の方は「配慮が足りない」とお断りをされてしまったり、逆にお見合い中に一度もマスクを取ろうとしない方は「顔を見せたくないのではないかと疑ってしまう」などの理由でやはりお断りされる事が多かったと思います。
また、コロナ禍になり、急に増えたオンラインお見合いですが、フィーリングが掴めないなどの不評もありながらも、一定の支持があったのは、顔出しでやり取りができるからでしょう。(コストが低い、移動が楽なども)
現在、結婚相談NPOで実施しているお見合いのうちオンラインお見合いの割合は3割程度ですが、裏を返すとコロナ禍でも7割は対面お見合いだったという事になります。
個人的には多い印象です。
そして、最近問題視されている「ワクチンを接種したからマスクはしない」という層ですが、これは対面お見合いでは避けるべきだと思います。それは、更なる変異株の登場可能性がある事、ブレイクスルー感染(ワクチン接種済みでも感染してしまうこと)、またはそれをさせてしまう可能性が少なからず残っているからです。
先日ニュースになった群馬の病院の例では25人のクラスターが発生し、うち24人はブレイクスルー感染だったとか。
ワクチン接種に関しては油断しないように「多少、周囲にうつしにくくなり、自身の重症化を防ぐ程度」といった認識が良いのかもしれません。
もし「接種済みなのだから、もう人にうつす事は無い」と誤解してしまった方が、マスク無しでお見合いに臨んだら、無用な連敗記録をつくってしまう可能性があるので、ご注意ください。
お見合い・お見合い成立率への影響
おそらく、婚活事業者がシステムに「ワクチン接種済み」の項目を足す事は無いと思います。個人の思想が絡んでくるからです。
一方で、婚活プロフィールに「私はワクチン接種済みです!」と書く活動者は増えていくのではないでしょうか?
実際、これを書いているかいないか?でお相手側の安心感は変わってくると思います。ただし、記載の際は自己責任になりますので、虚偽の記載をしない事、それから今後、定期的な接種が必要な事になった場合を見据えて、接種日を補足する事、あたりがポイントとなってくるかもしれません。
今までにあったトラブル
これまで大きなトラブルは無かったと思いますが、ネガティブに働いていると感じる事は幾つかありました。
「相手がワクチンを接種しているか聞いて欲しい」「ワクチン接種が完了するまでお見合いを延期したい」という、まぁ、理解できなくはない要望から、お相手を怒らせてしまうパターンです。
この辺りは「失礼だ」と捉える方が一定数いますので、難しいですね。
婚活デートへの影響
緊急事態は、今回解除されても、再度宣言される可能性があるものです。
今までは宣言エリア内の全員が対象だったので、婚活独自の影響という感じでもありませんでしたが、仮にワクチンパスポート所有者以外は県境を越境できないという事になろうものならば、婚活デートへの影響ははかり知れません。
また、最近、街中に「ワクチン接種後もマスクの着用をお願いします。」というポスターがよくあります。
これも「接種済みかどうか?の確認が困難」「ブレイクスルー感染がある」が主な理由だと思いますが、デート先の飲食店などでもそうですし、実際に「ワクチンパスポートの提示もしくは、24時間以内などのPCR検査による陰性証明提出が必要」といったイベントも出てきました。
■接種証明や陰性証明を求めるイベントの例
■「新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOA」等の登録を求めるイベントの例
<婚活デート中もマスク着用、持っている方はワクチンパスポート携帯>が基本になりそうです。
とはいえ、結婚を決めるまでのほとんどをマスク着用のまま過ごす事は可能でしょうか?
不可能ではないかもしれませんが、かなり厳しいと思っています。
ここでのポイントはマスクを今後も付け続けたい方は、化粧が面倒という理由以外ではほとんど見かけないという事です。
2人の中でマスクを外すタイミングを考えると、< いずれかの家に行った時 >あたりが外すタイミングだと思います。
なぜ、早めに考えないといけないか?
そうはいっても、「まだお見合いも組めていないのに考えたくない」という方もいらっしゃると思います。
何故、私がそういった方にも早めの検討をおすすめしているか?というと、アクションに一定の期間がかかるからです。
ワクチン接種もそうですし、マイナンバーカードをまだお持ちでない方は、その取得期間も考慮しなくてはいけません。
私はマイナンバーカードの申請を4月にして、(忙しくて取りに行けなかったというのもありますが)受け取ったはつい先日でした。
アフター婚活への影響
ワクチンパスポートは成婚後、アフター婚活の世界にもかかわってきます。
その最たるものが「新婚旅行」です。
もし、あなたがワクチンを接種していなければ、海外ハネムーンができない可能性、渡航先が限定される可能性があります。
そんな事で喧嘩になるとは思いたくありませんが、もし、何も考えないまま成婚という状況を迎えてしまうと、きっと焦る事になるでしょう。
それ位、成婚後はテンポよく進むし、そうしなければならないものです。
まとめ
持病をお持ちの方もいらっしゃいますし、私はワクチンパスポートの取得を強制する気はありませんが‥
ワクチン接種に否定的だった活動者さんが「未接種は婚活にネガティブに働くと判断したので、接種を決めました。」とおっしゃった時、少しでも成婚の可能性を高める為には賢明な判断だと感じた事はお伝えしておきます。
あくまで婚活視点での話しですが、婚活をされる方は、要検討です。
投稿者プロフィール
- 結婚相談NPO設立以来、障がい者婚活を長く担当していましたが、障がい当事者仲人が参加してくれましたので、地方婚活に力を入れるべく「婚プラ」を立ち上げました。
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