2024年のNHK大河ドラマは『光る君へ』
長編小説『源氏物語』の作者、紫式部(本名は不明)の一生を追うストーリーで、婚活の話題としても知っておきたいところです。本ページでは「紫式部ゆかりの地」をまとめましたので、婚活デートにお役立てください。
正確には紫式部自身に縁があるスポットと、源氏物語の舞台となったスポットに分かれますが、京都府・滋賀県・福井県・兵庫県に分布しています。
紫式部について
本名不明。『源氏物語』の作者として知られる平安時代の女流作家で、973年ごろに京都で藤原為時(ふじわらのためとき)の娘として誕生。若い頃から文学と漢詩に優れた才能を示したと言われています。
その後、為時が越前守に任命された際に越前(福井県)で1年半ほどを過ごし、27才位の時期に藤原宣孝(ふじわらののぶたか)との結婚を機に帰京。
結婚3年弱で迎える夫の死をきっかけに『源氏物語』を書き始めた(※)とされ、藤原氏の摂関政治絶頂期である30代前半には後宮入りし『源氏物語』を完成させたというのが通説です。
没年含め、不確かな部分も多く、大河ドラマ『光る君へ』でどのように描かれるか?が注目されています。
※近江(滋賀県)の石山寺に参詣した際に構想を得たといわれています。
源氏物語とは?
平安時代の中頃に紫式部が創作した全54帖(じょう)に及ぶ「世界最古の長編小説」とされ、恋愛、政治、日本の貴族社会の風俗が詳細に描写されています。
容姿、才能など全てを兼ね備えた光源氏(ひかるげんじ)を主人公に、誕生から、禁断の恋、須磨での謹慎と再起、没後に至るまでを追うストーリーは海外でも人気があります。
与謝野晶子や谷崎潤一郎など、様々な人物が現代語訳を出している事でも知られ、漫画化などもされてきたので、大河ドラマ『光る君へ』に期待している人(特に女性?)は少なくないでしょう。
婚活の現場でも「全く知らない状態」ですと、話題を逃す事になってしまいそうです。
京都府の紫式部ゆかりの地
廬山寺(ろざんじ)
紫式部が生まれ育った邸宅跡地で『源氏物語』執筆の地と言われています。
アクセス:出町柳駅・神宮丸太町駅より徒歩 約15分
京都御苑
『源氏物語』内で、光源氏が生まれ育った場所です。移築されている為、当時とは異なる場所にあります。
アクセス:市営地下鉄烏丸線 丸太町駅 下車 間之町口まで徒歩 5分
千本ゑんま堂(引接寺)
『源氏物語』で風紀を乱した事により、地獄に落ちたとされる紫式部の供養塔があります。
アクセス:京都市バス 千本鞍馬口から徒歩 すぐ
渉成園
光源氏のモデルとされる「源融(みなもとのとおる)」の別荘地があったとされています。
アクセス:JR京都駅より徒歩 10分
風俗博物館
『源氏物語』の世界を1/4スケールの模型で再現している博物館です。
アクセス: JR京都駅から市バス9番>西本願寺前 下車 徒歩 約3分
清水寺
『源氏物語』にて、傷心の光源氏が清水寺を眺める描写があります。
アクセス:京阪電鉄 清水五条駅から徒歩 約25分
大覚寺
晩年に出家した光源氏が過ごした場所とされています。
アクセス:京福嵐山駅からバス 約9分
鞍馬寺
『源氏物語』の「北山のなにがし寺」のモデルとされています。
アクセス:叡山電鉄 鞍馬駅から山門まで徒歩 3分
上賀茂神社
紫式部が新古今和歌集で詠んだ句は、境内にある「片山御子神社」についてのものと言われています。
アクセス:地下鉄烏丸線 北山駅 徒歩 15分
平等院
光源氏のモデルとされる「源融」の別荘「宇治院」だったと伝えられ、宇治十帖にも登場。
アクセス:各線 宇治駅から 徒歩 10分
宇治市源氏物語ミュージアム
『源氏物語』宇治十帖の世界を模型や映像で表現している博物館です。
アクセス:京阪 宇治線 宇治駅から徒歩 約8分
宇治上神社
宇治十帖に登場する「八の宮」のモデルとされる「菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)」邸宅がこの辺りにあったと伝えられます。
アクセス:京阪 宇治駅から徒歩 10分
宇治橋・紫式部像
宇治十帖の舞台、宇治川にかかる橋で、西側の「夢浮橋ひろば」には紫式部像が設置されています。
アクセス:JR宇治駅から徒歩すぐ
宇治十帖古跡
宇治十帖の有名な場面が再現された石像で、宇治橋の周辺に点在しています。
アクセス:JR宇治駅から徒歩 9分
雲林院
『源氏物語』第10帖「賢木」に登場。紫式部が晩年を過ごした地ともされています。
アクセス:京都市バス「大徳寺前」下車 徒歩 3分
紫式部墓所
紫式部のお墓と言われ、地獄に落ちたとされる紫式部を救うために小野篁の墓と隣接されたと伝えられています。
アクセス:地下鉄北大路駅より徒歩 13分
福井県の紫式部ゆかりの地
紫式部公園
紫式部が一時期を過ごした越前に造られた公園で『源氏物語』のお祭りが開催されます。
アクセス:JR武生駅より市民バス「のろっさ(日曜日・年末年始(12/31-1/3)は運休)」約20分)
紫ゆかりの館
紫式部公園に隣接した博物館で、紫式部と越前との関りについて展示されています。
アクセス:JR武生駅より市民バス「のろっさ(日曜日・年末年始(12/31-1/3)は運休)」約20分)
滋賀県の紫式部ゆかりの地
石山寺
『源氏物語』にも登場するお寺で、紫式部が源氏物語の構想を練った地とされています。
アクセス:京阪石山坂本線 京阪石山寺駅から徒歩 約10分
三井寺(園城寺)
紫式部の一家と縁の深いお寺と伝えられていて、父の為時は晩年、三井寺で出家をしたとされます。
アクセス:京阪石山坂本線 三井寺駅より徒歩 7分
比叡山延暦寺
『源氏物語』の「夕顔」の巻で光源氏が49日法要を営んだお寺で、比叡山延暦寺の僧侶・恵心僧都源信は「横川(よかわ)の僧都」のモデルといわれます。
アクセス:坂本ケーブル ケーブル延暦寺駅から徒歩 7分
慈眼堂
紫式部や清少納言といった平安時代の女流作家達の供養塔があります。
アクセス:京阪電鉄/石山坂本線 坂本比叡山口駅から徒歩 10分
日吉大社
『源氏物語』にも登場する「法華八講(ほっけはっこう)」を「山王礼拝講(さんのうらいはいこう)」として行っている神社です。
アクセス:京阪電鉄/石山坂本線 坂本比叡山口駅から徒歩 10分
唐崎神社
『源氏物語』第21帖「少女」に出てくる『唐崎の祓』の地と伝えられます。
アクセス:JR湖西線 唐崎駅から徒歩 15分
兵庫県の紫式部ゆかりの地
兵庫県は正確には紫式部ゆかりの地では無く、源氏物語作中の「光源氏ゆかりの地」となります。
須磨寺(福祥寺)
光源氏が植えたとされる桜があるお寺です。
アクセス:各線 須磨寺駅から徒歩 5分
無量光寺
光源氏がお月見をしたお寺とされ、明石入道の娘「明石君」に会いに行く際に使った道のモデルとされる「蔦の細道」があります。
アクセス:山陽電車 西新町駅から徒歩 10分
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