はじめまして。婚プラを運営している結婚相談NPOで仲人をしております、岡部茜と申します。
アクセスありがとうございます。
結婚相談NPOでは障がいのある方も婚活をされていて、私も担当させて頂いています。
そんな私も身体障がいを持つ身ですが、11年前に婚活→結婚をして、現在に至ります。
「身体障がい」と聞くと車椅子をイメージされる方も多くいらっしゃるかもしれません。しかし、実際は私のように、歩行が遅い・長い距離が歩けない、それでも独歩という人もたくさんいます。今日はそういった当事者の目線から、デートの際どのようなことに気を付けて頂くとお互い楽しくて楽でいられるか、お伝えしてまいります。
車椅子とはまた違う3つのポイント
先日、代表の影山がこちらのブログで書かせて頂いた「車椅子で行きたい所」は、私のような者でも概ね行きやすい所です。やっぱりアクセスしやすいって大事ですね。
これに加えて「休憩が取れること」「歩行のサポートをお願いする場合があること」「適宜車椅子が借りられること」。この3点にご配慮頂けると助かります。
①休憩
防犯上等の理由からでしょうか。つい最近まで街中にあったベンチが撤去されていると、絶望的な気持ちになります😫
ただ、公園やショッピングセンターは至る所にベンチがあるケースが多く、助かります。
その際、お相手の方もできれば一緒に休んで下さると、とても心地よい雰囲気になります。自分だけが休んでいてお相手は立っていると、いかにも「僕は早く行きたいけれども、あなたのせいで待っている」という雰囲気を感じてしまい、いたたまれなくなります。
また一緒に電車に乗る際、特に混雑時は優先席近くの席を狙ったり、行列ができそうなお店は事前に予約したりなど、なるべく長時間立っていたり歩いたりしている時間がないようにして頂けると、とても嬉しいです。
② 歩行のサポート
歩行のサポートの仕方は千差万別です。私の場合は、手を貸して頂き、重い荷物があればお持ち頂けると助かります。この「手の貸し方・つなぎ方」も多様ですし、荷物を持っていた方がかえってバランスが保ちやすい方もいらっしゃいます。どのようなサポートをすればいいか、是非ご本人に聞いてみてください。
そして、一度や二度では慣れませんので、交際を温めるのと同じように、少しずつサポートに慣れて頂けると良いと思います。
③ 車椅子を借りる
最後は、車椅子をお借りすることも視野に入れることです。
公園やショッピングセンターについて前述しましたが、その空間を歩くことさえしんどい場合は、その場所ごとで車椅子をお借りすることを検討しましょう。ただ車椅子に乗ることに抵抗がある方もいらっしゃるので、ご本人に確認が必要です。車椅子を借りられるかどうかは施設のホームページに載っている場合が多いですので、予め確認しておく事をお勧めします。（※残念ながら車椅子の予約は不可の施設が大半です。）
この場合、ご本人が車椅子を押せるケースもあれば、押してもらった方が助かるケースもあります。車椅子を押したことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、以下の動画などで一度予習していただけると、イメージがつかみやすいでしょう。
歩行困難者とのデートまとめ
最後に、障がいをお持ちの方と交際なさる時に大切なことは「分からないことは聞いてください」ということです。「こんなことを聞いたら失礼かな」とか、「こんな配慮は自分はできないな」と、変な先入観を持って頂きたくありません。先程の例で申しますと、車椅子を押すこと－もちろん大変な部分もおありでしょうけれど、この先の長い人生を考えると、ある意味貴重な経験でもあるはずです。
そして、これは障がい如何に関わらず、人には出来ない／苦手なことがある一方、出来る／得意なことやその人にしかない魅力もありますよね。そういったポジティブな側面を見つけ、お互いを尊重してもらえたら嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。皆さんの幸せを心から応援しています。
投稿者プロフィール
-
結婚相談NPOブライダルサポーター仲人として活動する傍ら、話すためのボイストレーナーとして、会員のお見合いの改善にも従事している。声となり空間HPはこちら
http://koetonari.com/
最新の投稿
その他2022年6月6日歩行困難者との婚活デートで把握しておきたいポイント
